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2021年3月24日にローンチしたコインチェック NFT(β版)は、多種の仮想通貨を用いてNFTの売買が可能です。
そこで今回は、コインチェックNFT(β版)とは何なのか、その特徴やメリット、始め方まで解説します。
コインチェックNFT(β版)とは
コインチェック NFT(β版)の概要と特徴について解説します。
コインチェックNFT(β版)の概要
コインチェック NFT(β版)は国内初のNFTマーケットプレイスとしてスタートしました。
暗号資産交換業者が運営するユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができるマーケットプレイスです。
主にNFT取引において、課題とされている以下の点を改善するマーケットプレイスとなってます。
- 高い取引手数料
- 初心者には難しい購入方法
コインチェックに登録すれば、NFTを手数料無料で購入したり、出品することもできます。
2022年3月時点で取り扱っている作品は、以下です。
・CryptoSpells
・The Sandbox
・NFTトレカ
・Sorare
・Meebits
・TOMO KOIZUMI
これら6つのNFTプロジェクトがリストに上がっており、今後も追加されていく予定です。
コインチェックNFT(β版)の3つの特徴
コインチェック NFT(β版)の特徴は以下です。
・取引手数料無料
・10種類以上の通貨に対応
・簡単に取引できる
①NFTの出品および購入にかかる手数料はゼロ
コインチェックの最大の特徴としては、NFTの出品および購入手数料が全て無料であることです。
通常、NFTの取引はイーサリアムブロックチェーン上で行われるため、ガス代というイーサリアムの手数料がかかります。
最近では、ユーザー数の増加によりこのガス代が非常に高くなってたり、新規ユーザーの頭を悩ませています。
こうした問題をコインチェックは解決しています。
②10種類以上の通貨対応
さらに2つ目の特徴としてあるのが、コインチェック NFT(β版)は、仮想通貨取引所と連携してますので、10種類以上の仮想通貨が使用できます。
2022年4月現在は、以下の通貨に対応しています。
・BTC
・ETH
・LSK
・XRP
・XEM
・LTC
・BCH
・MONA
・XLM
・QTUM
・BAT
・IOST
・ENJ
③簡単に取引できる
3つ目の特徴が、簡単に取引できる点です。
コインチェック NFT(β版)は、コインチェック取引所のアカウントがあれば、マイページから簡単に始めることができます。
コインチェックNFT(β版)の登録方法
では、具体的な登録方法についてご説明します。
以下の2つの場合に分けて説明しますので、参考にされてください。
・コインチェックに未登録の場合
・コインチェックに既に登録している場合
コインチェックに未登録の場合
登録してない方はこちらからアカウント作成してください。
確認メールが届きますので、リンクをクリックします。
リンクをクリックしたら、本人確認に移ります。
本人確認に関してですが、以下の条件を確認しておきましょう。
・居住国が日本であること
・20歳以上74歳以下であること
・運転免許証、パスポート、在留カードなどの確認書類が必要
コインチェックに登録している場合
登録が既に済んでいる方は、簡単には始めることができます。
ログインしたら、以下の矢印のボタンから進めます。
コインチェックNFT(β版)の使い方
口座開設が済んだら、使い方を説明していきます。
・アイテムを入庫する場合
・アイテムを出品する場合
・アイテムを購入する場合
1.アイテムを入庫する場合
アイテムを入庫するには、MetaMask(メタマスク)などのウォレットが必要です。
①MetaMask(メタマスク)をインストールする
NFTを入庫・出庫する際にMetaMask(メタマスク)が必要になります。
まずCoincheck NFT(β版)へログインします。
アクセスしたらマイページをクリックします。
②コインチェックにMetaMask(メタマスク)を接続する
MetaMask(メタマスク)が作成されると、コインチェックに連携することができます。
連携が完了すると、MetaMask(メタマスク)のアドレスが表示されます。
③コインチェックNFT(β版)に入庫する
いよいよ入庫する作業です。
「MetaMaskから入庫」ボタンをクリックします。
はじめに、入庫するNFT(ゲームタイトル)を選択しましょう。
次に、Token IDというものを入力します。
このToken IDは、イーサリアムのトランザクションを追跡できるサイトEtherscanから見つけることができます。
MetaMask(メタマスク)から、Token IDを知りたいNFTを選択して右上の矢印をクリックします。
ここから、トランザクションを見ることができます。
Etherscanに移行すると、以下のような画面に移ります。
「Tokens Transferred:」の右側にTokenIDが入庫内容を確認する画面の「Token ID」のところに貼り付けます。
アイテムを出品する場合
続いて、アイテムを出品をする場合、まずはマイページに移動します。
次に入庫したNFTのうち、出品したい商品を選びます。
出品したい内容であるかを確認し「出品」をクリック。
最後に、以下を決めて選択してください。
・受け取るための通貨
・出品金額
受け取る通貨で選択した通貨のみ使用できるため、注意です。
アイテムを購入する場合
アイテムは簡単に購入可能です。
まずは、コインチェックNFTの商品一覧から購入したいアイテムを選択します。
こちらのホーム画面では、入庫した全てのNFTが表示されており、出品中の作品のみ購入できます。
購入したいNFTをクリックすると、購入画面へ移動します。
金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。
出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。
詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、購入は完了です。
コインチェックの利用手数料や取扱商品について
利用手数料や取り扱い商品についてご紹介します。
コインチェックの利用手数料に関しては、商品の預け入れにかかるガス代はお客様負担となりますが、出品手数料は無料です。
・出品手数料 : 無料
・販売手数料 : 販売価格の10%
・引き出し手数料 : 0.01 ETH
コインチェックは、出品するのに手数料は一切かかりませんが、引き出し手数料がかかります。
出品手数料は、階層ベースの手数料となっており、引き出しするETH量によって以下のように、段階的に上がっていきます。
引き出し手数料 | ネットワーク料金 |
0.01ETH | 0.01ETH未満 |
0.02ETH | 0.01ETH以上0.02ETH未満 |
0.04ETH | 0.02ETH以上0.04ETH未満 |
0.08ETH | 0.04ETH以上0.08ETH未満 |
0.16ETH | 0.08ETH |
以下の条件のいずれかが満たされた場合、該当する手数料が請求されます。
・ネットワーク料金が現在の手数料を超える場合は、現在のネットワーク料金に対応するティアが適用される
・過去1週間の平均ネットワーク料金が現在の手数料の50%未満の場合は、次に低いティアが適用される
コインチェックNFT(β版)で取り扱っている商品一覧
コインチェックNFTで取り扱っている商品をご紹介します。(2020/3/29時点)
・CryptoSpells
・The Sandbox
・NFTトレカ
・Sorare
・Meetbits
CryptoSpells(クリプトスペルズ)
CryptoSpells(クリプトスペルズ)は、2019年6月25日に正式リリースされた日本のブロックチェーンゲームです。
ジャンルはトレーディングカードネームであり、初日売り上げは2000万円を突破しています。
Coincheck NFT(β版)ではCryptoSpells(クリプトスペルズ)で使用されるデジタルカードの取引を行うことができます。
The Sandbox(サンドボックス)
The Sandbox(サンドボックス)はイーサリアムブロックチェーン上に構築された不動産メタバースおよびゲームです。
ゲームユーザーは、メタバースプラットフォームで購入したLANDと呼ばれる仮装の土地し、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。
このLANDは数が制限されているため、希少性が高まります。
NFTトレカ
NFTトレカは、株式会社coinbookによるブロックチェーン上のトレーディングカードゲームです。
CryptoSpellsに並んだ人気なのが、NFTトレカというプロジェクトです。
トレーディングカードは特に芸能や音楽、スポーツ業界で有名であり、アイドルグループ「SKE48」などが人気です。
また、CryptoSpellsともコラボレーションして話題となりました。
Sorare(ソラーレ)
Sorareは、実生活から収集可能で取引可能なサッカー選手が参加するファンタジーサッカーゲームです。
初心者向けの無料カードを使用するか、トークン化されたカードを購入して、5人のサッカーチームを作成します。
ポイントを獲得して、勝ったゲーム、得点したゴール、または完了したその他のイベントごとにレベルアップできます。
Coincheck NFT(β版)ではレアカードを取引することが可能です。
Meebits(ミービッツ)
Meebits(ミービッツ)は、有名なNFTアートプロジェクトであるCryptoPunksの開発会社であるLarva Labs社が2021年5月にリリースした新しいプロジェクトです。
MeebitsのNFTはイーサリアムブロックチェーン上に構築されており、2万体前後のギャラターが特徴的です。
コインチェックNFT(β版)についてまとめ
今回の記事のまとめです。
・コインチェックNFTでは、手数料無料でNFTの出品や購入ができる
・リストされている作品は6つあり、NFTトレカなどが特に人気である
・メタマスクを他連携すれば、簡単に出品や販売も可能である
コインチェックNFTは現在、商品は6つのみですが、今後さらなる追加も検討しているようです。今後の開発に期待しましょう。