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NFTを始めたいけど、MetaMaskの設定が分からない…日本語の解説が欲しい!
そんな方のために、この記事ではMetaMask(メタマスク)の登録方法から使い方まで、画像付きで徹底的に解説します。
NFTで稼ぐためには必須の要素、MetaMaskの設定はこれをみれば解決。
目次
MetaMaskとはイーサリアム系の最強ウォレット!
MetaMaskとは、イーサリアム系のサービスを利用するために必須の仮想通貨ウォレットです。
現在DeFi(Decentralized Finance|分散型金融)のブロックチェーン技術を利用した新たなサービスが多く登場しています。
特にNFT(Non-Fungible Token|非代替性トークン)を利用したデジタルコンテンツのマーケットプレイスなど、新たな市場に参加するためにはトークンによる決済のための仮想通貨ウォレットが必要不可欠です。
他にもブロックチェーンゲームでの決済にも使用されるなど、その用途は広がるばかり。
今後必要インフラの一つになるであろうウォレットです。
MetaMaskの始め方!登録方法と設定方法を解説
それでは、まずMetaMaskの始め方、導入方法を解説します。
パソコンとスマホの両方から始めることができます。
【PC版】MetaMaskの始め方・設定方法
ではまずパソコン版を確認していきましょう。
公式サイトにアクセスし、Topページで「Download」を選択します。
次のページで「chrome」を押し、下の「Install MetaMask for Chrome」をクリックします。
拡張ツールの導入ページに飛びますので、「Add to Chrome」をクリックします。
「Add extension」を選択。
しばらくすると、Chromeの右上にMetaMaskのロゴが表示されます。これで導入は完了です!
続いて、初期設定をしていきましょう。
自動的に以下の画面が表示されるので、「Get Started」をクリック。
まずは「Create a Wallet」を選びます。
その後メッセージが出てきますが、「No Thanks」を押して進みましょう。
次にパスワードの設定を求められますので、新しいパスワードを2回入力して、チェックボックスにチェックを入れ、「Create」をクリックします。
続いて、動画が用意されていますが、必要なければ「Next」を押して次に進みましょう。
ここで「Secret Recovery Phrase」を確認していきます。
鍵のかかった暗い部分をクリックしましょう。
下ではモザイクをかけていますが、実際には単語がずらっと並んで表示されます。
このSecret Recovery Phraseは、アカウントの復旧などをする際にも役立つ大切なパスワードのようなもの。絶対に他人に公開したり教えたりしないようにしましょう。
メモや写真などで保存をしたら、「Next」を押します。
次の画面で、Secret Recovery Phraseを構成する12個の単語がバラバラになって表示されます。先ほどのメモをみながら、正しい順番でクリックしていきましょう。
クリックしたら「Confirm」を押します。
これで設定はすべて完了!
最後に「All Done」を押します。
下のような画面が出てくれば、完了です。
お疲れさまでした!
【スマホ版】MetaMaskの始め方・設定方法
それでは、次にスマホ版での始め方を見ていきましょう。
まずはアプリストアで「MetaMask」と検索し、インストールしていきます。
下の画像がMetaMaskのアプリ紹介画面。
似たアプリに注意しましょう。
Installが終わったら、アプリを起動します。
最初に以下のような画面が出てくるので、「Get started」をタップ。
続いて、「Create a new wallet」をタップします。
また案内メッセージが出てきますが、「No Thanks」をタップ。
次の画面で新しいパスワードを2か所入力し、チェックボックスにチェックを入れて、「Create password」をタップします。
次の画面で「Start」をタップします。
さらに確認画面が出てきますので、「Start」を再度タップしましょう。
続いて、先ほど設定したパスワードを入力し、「CONFIRM」をクリックしましょう。
パソコン版と同じように、「Secret Recovery Phrase」を確認していきましょう。
黒い部分の「View」をタップします。
すると、以下のようにSecret Recovery Phraseが表示されますので、スクリーンショットを撮ったり、メモをしてから、「Continue」をタップします。
すると、12個のフレーズが出てくるので、順番にタップをして、真ん中下に「Success」と出たことを確認したら、「Complete Backup」をタップします。
下のような画面が出れば完了です。
「Done」を押してタップします。
下のような画面に移行しますので、あとは自由に使用可能です。
MetaMaskの使い方マニュアル
MetaMaskの導入が済んだので、次に具体的な使い方を見ていきましょう。
アカウントの引継ぎ方法
使用端末を変更した場合など、新たにMetaMaskを導入したうえで、以前のアカウントを引き継ぐことができます。
まずはデータをエスクポートする必要があります。
右上にある3つの点のアイコンをクリックし、表示されるメニューから「Account details」を選択します。
続いて「Export Private Key」をクリックします。
パスワードを入れ、「Confirm」をクリックしましょう。
そうすると「Export Private Key」が表示されますので、メモをしておきましょう。
フレーズの上をクリックするとコピーされるので、自由にペーストして保存が可能です。
では、ここでエクスポートした情報を使って、アカウントをインポートする流れを見ていきましょう。
手続きはとっても簡単。
新しい端末等のMetaMask上で、右上のアイコンをタップし「Import Account」をクリックします。
先ほど保存したPrivate Keyを入力して、「Import」をクリックします。
これでインポートは完了!
以前のアカウントをそのまま引き継いで利用することができます。
仮想通貨を購入する
MetaMaskでは、各種プラットフォームにすぐ移動して仮想通貨・トークンを購入することもできます。
「Buy」を押してみましょう。
購入したい仮想通貨・トークンによって自動的に購入可能なプラットフォームへのリンクが表示されます。
以下はBNBの場合。
「Conttinue to Transak」をクリックしましょう。
どの程度購入したいかを入力する画面が出てきますので、入力してから「Buy Now」をクリックしましょう。
WALLET ADDRESSというところに、MetaMaskのアドレスを張り付け、「Buy BNB」を押せば、完了です。
なお、ご自分のアドレスは、下記画面の矢印部分をクリックするとコピーできます。
仮想通貨を送金する
続いて、送金についても見ていきましょう。
「Send」のアイコンをクリックします。
送り先のアドレスを入れる欄がありますので、別のウォレットや口座などのアドレスを入力しましょう。
その後、トークンと額を選んで、「Next」を押して確認画面へ進めば終了です。
ガス代には気を付けましょう。
仮想通貨をスワップする
MetaMaskでは、仮想通貨同士のスワップも可能です。
「Swap」をクリックしましょう。
「Swap from」と「Swap to」でトークンを選びます。
額を入力したら、「Review Swap」で確認し、問題なければ決定するだけで完了です。
イーサリアムブロックチェーン以外の追加
MetaMaskは基本的にイーサリアムブロックチェーンに対応していますが、他のブロックチェーンにも対応可能です。
まずは代表的なBSCネットワークの追加方法についてみていきましょう。
右上にある「Ethereum Mainnet」をクリックします。
その後、「Add Network」をクリックします。
ネットワーク情報を入力していきます。
以下のような内容を登録していきましょう。
設定項目 | 入力内容 |
---|---|
ネットワーク名 | BSC Mainnet |
新しいRPC URL | https://bsc-dataseed1.binance.org |
チェーンID | 56 |
シンボル | BNB |
ブロックエクスプローラーURL | https://bscscan.com/ |
「Save」を押せば、以下のように追加されているはずです。
右上の「BSC」と書いてあるアイコンからイーサリアムなどへ再度変更することができます。
他のネットワーク情報もご紹介しましょう。
まずは「Polygon」です。
設定項目 | 入力内容 |
---|---|
ネットワーク名 | Matic Mainnet |
新しいRPC URL | https://polygon-rpc.com |
チェーンID | 137 |
シンボル | MATIC |
ブロックエクスプローラーURL | https://explorer.matic.network/ |
続いて「Avalanche」です。
設定項目 | 入力内容 |
---|---|
ネットワーク名 | Avalanche C-Chain |
新しいRPC URL | https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc |
チェーンID | 0xa86a |
シンボル | AVAX |
ブロックエクスプローラーURL | https://cchain.explorer.avax.network |
最後に「KCC」をご紹介しましょう。
設定項目 | 入力内容 |
---|---|
ネットワーク名 | KCC |
新しいRPC URL | https://rpc-mainnet.kcc.network |
チェーンID | 321 |
シンボル | KCS |
ブロックエクスプローラーURL | https://explorer.kcc.io/en |
これで、他のネットワークを使ったサービスでも安心して使用できます。
今後も様々なネットワークが追加される可能性がありますので、都度拡張しつつ、便利に使っていきましょう。
NFTをMetaMaskに追加する
最後に、自分の所有するNFTをMetaMaskに追加していきましょう。
MetaMaskでは、NFTを一覧で確認し、管理することができます。
ただ、現在はスマホアプリ版から追加する仕様となっています。
まず、アプリのトップ画面から右下にある「NFTs」をタップします。
切り替わった画面で「Import NFTs」を選択します。
ここでNFTの情報を入れていきます。
必要なのはAddressとID。
入力をしてImportをタップすれば追加されます。
これらの情報はNFT自体の管理画面から調べることが可能です。
たとえばOpenSeaですと、右上の人のアイコンをまず選びましょう。
NFTの一覧がリストで表示されますので、追加したいNFTをクリックし、詳細画面に移動します。
その中の「Details」というセクションがあるので、クリックして展開します。
「Contract Adress」という欄に青いリンクがあるので、クリックします。
Etherscanという別ページに飛びますので、そこで左上のアドレスをクリックしてコピーしましょう。
これが「Adress」になるので、先ほどのMetaMaskの①欄にペーストします。(コピペのために、上記サイトにはスマホからアクセスしましょう。)
続いて、OpenSeaの同じ画面で「Token ID」という欄の右側の数列をクリックすると、copyというポップアップが出てきますので、これをクリック。
コピーしたものをMetaMaskアプリ上で②にペーストしましょう。
最後に③のIMPORTをタップすれば、NFTの追加は完了です。
一括管理していきましょう。
MetaMaskの注意点
こんな便利なMetaMaskですが、使用には注意すべき点もあります。
以下、解説していきます。
ログイン情報等を適切に管理する
MetaMaskは大変簡単な手続きでトークンの移動や、アカウントのインポートが可能です。
逆にいえば、シークレットキーやアドレスを他人に教えたり、開示することで、容易に乗っ取られ資金を移動させられてしまうリスクがあります。
パスワードをGoogleのスプレッドシートに一括保管している方も多いですが、共有設定を間違えて他人が見れる状況になっていたり、SNSで騙されて共有してしまうと、その後悪用される場合があります。
大切な情報は紙ベースで保管したり、パスワード専門の強固なアプリで保管するなど、対策をしっかり立てておきましょう。
ハッキングリスクがある
またMetaMask自体の脆弱性も指摘されているところです。
常にネットワークにつながっているシステムという特性上、プロテクトの弱いところをハッカーにつかれるケースがあり、2021年にはEasyFiプロジェクトのウォレットから計80億円相当の仮想通貨が不正に移動される事件までありました。
システムが複雑に組みあがっている金融システムだからこそ、その一部の脆弱性をついて資金全てが抜かれる可能性があります。
MetaMaskのみならず、使用するサービス全ての安全性はチェックするようにしましょう。
また無料の公衆無線LANの使用は控えましょう。
Bitcoinなどが使えない
MetaMaskはイーサリアム系の仮想通貨を利用しており、それ以外のBitcoinなど有名どころの仮想通貨が利用できません。
そちらをメインで使っている場合は、Bitcoinでイーサリアムを購入する必要があります。(bitFlyerのETH/BTC取引等)
対応ブラウザに注意
MetaMaskをPCで利用する場合、利用ブラウザが限られています。
GoogleChromeやFireFoxなどは利用できますが、Microsoft Edgeを普段使いしている方は、別途ブラウザをダウンロードする必要があります。
とはいえ、拡張機能で簡単に取引ができるので、これを機に新しく導入する価値があるかもしれません。
MetaMaskはNFT取引に必須の便利ツール!
このような注意点はあれど、MetaMaskはNFTを使った取引やブロックチェーン技術を利用したDeFiを利用するためには必須のツールです。
今後も市場規模が拡大するであろうNFTで稼ぎたいと思っている方は、ぜひ早めに導入して使用していきましょう。