Binance（バイナンス）は世界最大規模の暗号資産取引所で、もともとは暗号通貨の取引のみでしたが、昨今はNFTの取引も開始しました。

今後、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）のような有名な暗号資産だけではなく、NFTも含めた多種多様な暗号資産を購入したい人には開設と利用が必須になってくるでしょう。

とはいえ、始め方・登録方法、使い方、NFTマーケットプレイスの詳細などはなかなか分からないもの。そこで、この記事ではBinanceの詳細について画像付きで解説します。

「気になっているけどなかなか登録できない」という方は、これを機にぜひ登録してみてください。

Binance（バイナンス）とは？

NFTのみならず、暗号資産関連で必ず名前が出てくる「Binance（バイナンス）」。取引所として、以下のような特徴があります。

・世界最大規模の信頼性ある取引所

・NFT取引も開始

・レバレッジ125倍・手数料が低いなどユーザーに嬉しい設計

それぞれ詳細に解説します。

世界最大規模の信頼性ある取引所

Binanceは、世界最大規模の暗号資産取引所です。通常日本国内の取引所では20程の暗号資産しか扱っていませんが、Binanceでは300種類以上の暗号資産を扱っており、様々な種類のアセットを組めることが特徴です。（2022年4月現在）

取引量を多くこなしてきた実績があるので、NFTなど新しい分野でも安定したフロー・システムで取引をスムーズに進めることができます。そもそもユーザーが多いのはそれだけでメリット。参加者が増える程、NFTで稼げるチャンスも多くなるため、注目のプラットフォームです。

NFT取引も開始

Binanceでは2021年からNFTの販売が開始されており、ブロックチェーンゲームとのコラボアイテムなども発売されています。

今後も、この流れは続くと思われるので、NFTマーケットで無視できない存在となることでしょう。日本語にも対応しているため、海外取引所で迷った場合には、まずBinanceを利用しましょう。

レバレッジ125倍・手数料が低いなどユーザーに嬉しい設計

また、暗号資産取引では125倍のレバレッジがかけられたり、手数料がほとんどかからない仕様になっていたりと、ユーザーが使いやすく、チャンスを増やす設計にもなっています。

もちろんリスク管理は必要ですが、投資を考えるうえでは、様々な選択肢があることが重要。

NFT取引でも、同じようにユーザーの目線に立ったサービスが増えることが期待できますので、今のうちから始めておくことが大切です。

Binance（バイナンス）の登録方法・始め方を画像付きで解説

そんなBinanceの登録方法・始め方を解説します。

なお、他のサイトなどでよく「すぐに取引できる」と紹介されていますが、現在は開設まで少し時間を要する点に注意しましょう。

Binanceは2021年10月より本人確認を行ったアカウントしか取引できない仕様になりました。

本人確認手続きが混雑している期間は利用開始までに2週間ほどかかります。そのため、利用を検討している場合は、今すぐの登録がおすすめです。

まず、Binanceの公式サイトにアクセスしましょう。

トップページで中央にある黄色ボタン「Get Started」をクリックします。

下記画面に移動後、中央の灰色のボタンの「Sign up with phone or email」をクリックします。

居住国を選択して「Confilm」をクリックします。

次の画面でアカウント設定をするのですが、個人は「Create personal Account」を、法人は「Create Entitiy Account」をクリックします。

次にメールアドレスとパスワードを入力して完了になります。

最新の情報をメールで受け取る場合は上のチェックボックスをクリック。また、マーケティング目的で情報を共有することを同意する場合は下のチェックボックスにもクリックしましょう。

メールアドレスを登録すると、登録メールアドレスに確認コードが届きます。その番号を指定の欄に入力し、「Submit」をクリックします。

続いて電話番号の入力を行い「Next」をクリックします。

入力した電話番号にSMSで確認コードが届くので、こちらも入力して「Submit」をクリックします。

これでアカウントの作成は完了です。

「Verify Now」を選ぶと本人確認に移ります。

下記の画面で必要な個人情報を入力し、認証を受けましょう。

その後、最長で2週間ほど待てば認証され、利用できるようになります。

Binance（バイナンス）の使い方は？送金・購入手続きを画像で解説

それでは、実際にBinanceの使い方を解説していきます。

NFTは別途説明しますが、それ以外の基本的な使い方は以下の3つ。

・MetaMaskからBinanceへ送金

・Binanceでの暗号資産の購入方法

・BinanceからMetaMaskへの送金

順に解説していきます。

1.MetaMaskからBinanceへ送金する方法

Binanceを利用するためには、まずBinanceに暗号資産を送金する必要があります。

そのために、世界で最も有名なウォレットであるMetaMask（メタマスク）を利用して暗号資産をBinanceに送金する方法を解説していきます。

MetaMaskの設定が済んでいない方は、MetaMask解説記事を参考にしながら設定を終わらせてしまいましょう。

準備ができたら、Binanceにログインします。ログイン後は下の画面が表示されます。

今回の画面は英語での表示になっていますが、右上の「English」と表示された場所をクリックすると言語表示を変更できます。日本語表記も設定が可能です。

続いて画面右上の「Wallet」を選択して、「Fiat and Spot」をクリックします。

続いての画面で「Deposit」をクリックします。

「Deposit」をクリックすると入金方法を選べます。

現状

・暗号資産

・クレジットカード

の2種類が選択可能です。

ただ、日本ではほとんどのクレジットカードが暗号資産の購入に対応していません。そのため、今回は暗号資産で入金する方法を説明します。

なお、暗号資産を購入できるクレジットカードも一部ありますが、手数料が高いので注意が必要です。

今回は「Crypto Deposit」をクリックします。

切り替わった画面で「Coin」の欄から使用する暗号資産を選択してください。

今回は「ETH」を選択します。

次に、下の「Network」の欄で、使用ネットワークを選択します。今回選んだETHであれば、ネットワークもETHです。

送金先として「Adress」を後程使うので、矢印部分をクリックしてコピーしておきましょう。

続いてMetaMaskを開き、「Send」をクリックします。

入力欄に先ほどコピーしたアドレスを貼り付けます。

貼り付けると、下のような画面になりますので、アドレスの確認をしましょう。

また、MetaMaskの方もブロックチェーンは合わせなくてはなりません。ETHを送金する場合は、ETHネットワークになっているか確認しましょう。

「Amount」の欄に送金するETHを登録し、「Next」を押して送金手続きを行えば、MetaMaskからBinanceへの送金は完了です。

2.Binanceでの暗号資産の購入方法

続いてMetaMaskから送金したETHでバイナンスコイン（BNB）を購入する方法を解説します。まずは、公式サイトにログインし、左上の「Market」をクリックします。

今回はETHを利用して購入するので、暗号資産一覧から「ETH」を選択します。

移動した画面の左上が「BNB/ETH」と表示されたことを確認しましょう。

なお初回時だけ、移動後の画面で「BNB/ETH」と表示されず別画面になっていることがあります。その場合は、右上の検索窓にETHと入力し、下にスクロールして「BNB/ETH」の表示をクリックしましょう。同じチャートの画面が表示されます。

購入する場合は画面下部のボックスに入力しますが、主な購入方法は以下の2つがあります。

・Limit

・Market

Limitは指値で購入する方法です。Priceの欄にETHの指値を入力します。一方で、Amountの欄に購入したいBNBの量を入力します。

どちらも入力すると以下のように表示されます。問題なければ「Buy BNB」をクリックして注文を出しましょう。指値なので約定するかは分かりませんが、想定外の損失が発生しにくい購入方法です。

売却も同様に行いましょう。

続いて、Marketでの購入方法です。

Marketとは成行購入のことで、約定可能な最安値で即時購入します。すぐに購入できるメリットがある反面、値動きが激しい時間帯では、思わぬ高値掴みとなり、損失が発生するリスクもあります。

成行での購入方法は簡単で、購入する分のETHを「Total」に入力するだけです。もしくは購入したい分のBNBの数量を入力することでも購入可能です。

その場合は上の画面で「Total」と記入してある場所をクリックして「Amount」に変更します。購入したい分のBNBを入力しましょう。

最後に確認が出来たら「Buy BNB」をクリックして購入は完了です。売却も同様の手順で行います。

3.BinanceからMetaMaskへの送金

最後にBinanceからMetaMaskへの送金方法について解説します。

トップページ右上の「Wallet」を選択して「Fiat and Spot」をクリックします。

送金したい暗号資産の「Withdraw」をクリックします。今回はETHを送金する設定でETHをクリックします。

詳細画面に遷移するので、以下を確認・入力していきます。

表示項目	内容
Select coin	送金したい暗号資産か確認
Adress	MetaMaskのアドレスを貼り付け
Network	今回は「ETH」を選択
Amount	送金量

なお、送金の下限値が各暗号資産ごとに決められています。予め確認しておきましょう。

ちなみにETHの送金下限値は0.01ETHです。

確認ができたら「Withdraw」をクリックすれば、送金は完了です。

Binance（バイナンス）NFTの使い方

Binance NFTは、Binanceユーザーのみが使えるNFTのマーケットです。

利用可能なコインは

・BNB

・BUSD

・ETH

の3コイン。

現状、NFTを作成できるのは一部のバイナンスパートナーとアーティストのみとなっており、ほとんどのユーザーは購入のみが可能です。

NFTマーケットプレイスへのアクセス方法

BinanceNFTへアクセスするには、Binance公式サイトの中央上にある「NFT」のボタンをクリックします。

以下のような画面になれば、アクセス完了です。

「MarketPlace」をクリックして作品一覧を確認しましょう。

マーケットプレイスでの検索方法

NFTのトップページで「MarketPlace」をクリックすると下のような作品一覧が表示されます。

MarketPlaceの画面左側の「Search collections」で特定のコレクションを絞り検索することができます。

今回の画面では「STEPN×Asics」のコラボスニーカーのコレクションが表示されています。

他にも左側の絞り検索も利用可能です。

表示項目	内容
Status	販売中か今後販売予定か
Sale type	固定価格かオークションか
Currencies	暗号資産の種類や価格帯
Categories	Art・Sport・Gamingなどの各カテゴリ
File Types	画像か動画かなどのファイル形式

希望の項目で絞り、作品を検索しましょう。

なお、特定の作品を探す場合は、画面上部の検索窓で特定のキーワードを登録して検索することもできます。今回の画像はSTEPNで検索している状態です。

また、中央右の並び替えを利用した表示順番の変更も可能です。

表示項目	内容
Recentry listed	新しい順
Ending soon	古い順
Price low-high	安い順
Price high-low	高い順
Most favorited	人気順

こちらも希望の並び順にして、作品を探していきましょう。

マーケットプレイスでの購入方法

続いてNFTをマーケットで購入する方法を解説します。

BinanceNFTでは、Fixed PriceとMake Offer、Live Auctionの3種類の購入方法があります。

Fixed Priceは固定価格での購入、Make Offerは売り手に打診して合意ができれば購入、Live Auctionはオークション形式での購入になります。

Fixed Price

まずは購入したいNFTを探します。今回は画面左上部の「Alien Worlds Binane Mission 1:1」を購入する想定で、NFTのサムネイルをクリックします。

クリックすると詳細画面に移るので、画面中央の「Buy Now」をクリックすれば、それだけで購入手続きは完了です。

Make Offer

次に、Make Offerを押してみると、売り手に提示する額を入力できるようになります。

額を入力して送信すれば、こちらですべき手続きは終了。

あとは売り手が承諾してくれれば、そこで成約となります。

Live Auction

続いてオークションの参加方法について解説します。

まずはオークションに参加するNFTを探します。今回は画面左上段の「Satoshi META Club ＃3492」のオークションに参加する想定でクリックします。

NFTの詳細画面に移った後は、画面中央の「Place a Bid」をクリックし、値段を確認して入札すれば完了です。

入札を締めきるまでの時間がカウントダウンされており、時間経過時に一番高い入札額だった者が落札できます。必ず落札したい作品の場合は、カウントダウンが切れる直前に参加し、一番高い金額より少し上の呈示をしてみましょう。

Gaming/IGO

Binanceでは、IGOの利用も可能です。ただ、Gaming/IGOと聞いても、すぐに分からない方も多いはず。ここでは、IGOについても解説します。

Gaming/IGOでできること

Gaming/IGOとは、ブロックチェーンゲーム（以下BCG）が資金調達を行うための手段です。

IGOに参加することで、BCGの開発を応援しながらゲーム内資産の早期購入、早期アクセスなどの機会を得ることができます。

暗号資産のICOやIGOは、当選することで利益が得られるため、倍率が非常に高く人気となっています。

BinanceNFTでも時折扱われますので、公式アナウンスに注目しておくことが大切です。

Gaming/IGOでの購入方法

現在（2022/4/30）時点ではGaming/IGOは行われていませんでしたが、4月中旬から下旬にかけては「STEPN×Asics」のコラボスニーカーのIGOが実施されました。

IGOの際の値段は0.5BNBでしたが、現在（2021/4/30）のfloor priceは7,222USDになっています。仮に当選すれば、かなりの利益が発生していました。

BinanceNFTトップページ左上部の「Gaming/IGO」をクリックすれば専用ページに移動できます。

専用ページでは、これまで行われたIGOについての詳細をみることができます。

随時情報が更新されますので、こまめにチェックしましょう。

Binance（バイナンス）の注意点

Binanceはとても便利で、規模も大きい取引所ですが、注意すべき点もあります。最後にその点を解説していきます。

日本円での入金が難しい

Binanceでは、まだ日本円を使った入金が難しい状況です。

ネット上ではクレジットカード決済の記載もみますが、ほとんどの国内大手クレジットカード会社は購入に対応していません。そのため、Binanceを利用するためには国内の暗号資産取引所を開設し、MetaMaskの設定等を行う必要があります。

そのための紐づけ設定など、手続きを難しいと感じる方も多いようです。

日本市場で取引停止の可能性がある

Binanceは2018年3月と2021年6月に、日本の金融庁から警告を受けています。

日本の暗号資産関連の法律はまだ整備が十分に進んでいませんが、今後の日本政府の動き次第では、海外取引所が使用できなくなる可能性も0ではありません。もちろん、ウォレット・別の取引所などを通して回収できる可能性はありますが、注意が必要です。

ハッキングされるリスクがある

ハッキングリスクはどの取引所にもありますが、Binanceは規模が大きく、本格的に狙われる可能性があります。実際に2019年にはハッキングによる暗号資産の流出事件がありました。

ホットウォレットに全ての資産を預けておくのではなく、一部をコールドウォレットに移すなどして対策しておく必要があります。

BinanceはNFT取引も可能な最大規模の取引所

以上、今回はBinanceの登録方法、暗号資産の送金・購入についてまとめました。一度登録さえしておけば、NFT取引も含めて幅広い利用が可能になります。

今後もユーザー数と取引数は増加することが予想されます。

今すぐ登録し、投資チャンスを逃さないようにしておきましょう。

【Binance公式情報】
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