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MintableはNFTを扱う方が知っておくべきマーケットプレイス。
「Mintableってお得って聞いたんだけど、始め方が分からない」「日本語に切り替えられないから使い方が不安…」といった声をよく耳にします。
日本語での解説記事があまりなく、日本人には少しハードルが高いMintable。
ただ、ガス代がかからないなど、Mintableだけの魅力はいっぱい。
画像を使って始め方や使い方について解説していきます。
目次
Mintableはガス代無料のNFTマーケット!
現在、NFTを扱うマーケットは乱立しており、NFTを取り扱う際どこを選ぶべきか、悩んでしまいます。
ただ、どのマーケットでも基本的にイーサリアム系のDeFiシステムに依存しており、イーサリアムのブロックチェーン上に取引履歴などの情報を記録するための手数料(いわゆるガス代)が通常発生します。
単に「安く売って高く買う」だけではなく、このガス代を踏まえて利益を確保しなければならないところが、NFT取引での難しいところです。
(なお、ガス代は全体の取引量が多いほど高騰します)
そのため、小さな額での転売はあまり利益にならず、大きな額を設定しなければならないため、成約率も下がり、なかなか儲けられないという悪循環に陥る初心者の方も多いようです。
一方、Mintableはそのプラットフォーム内で取引をするのであれば、ガス代がかかりません。そのため、より低い額でも売ることができ、その結果利益を出す可能性が高まるという仕組みです。
Mintableの始め方・登録方法
Mintableの始め方、登録方法を解説します。
メールアドレスやユーザネームの登録
まずは、公式サイトにアクセスし、右上の「Sign Up」をクリックします。
ユーザーネームやメールアドレス、パスワードを登録して、「Create Account」をクリックしましょう。
なお、パスワードは以下の条件を満たしていることが必要です。
必要条件 |
---|
①8文字以上 |
②大文字アルファベットが含まれている。 |
③記号が含まれている。 |
④数字が含まれている |
登録したメールにコードが送られてます。
サイトの画面が自動的にコードを登録する画面に切り替わっているので、コードを打ち込んで「Verify Account」をクリックします。
これで認証は終了。
その後再度ログインが求められますので、設定したユーザーネーム(メアドでも可能です)とパスワードを入れて、「Log in」をクリックしましょう。
ウォレットとの紐づけ
ログインすると、最初にウォレットとの紐づけ画面(Connect Wallet)が表示されます。
MetaMaskに事前にログインしておけば、自然と右上にポップアップが出てきますので「Next」を押して先に進みましょう。
MetaMaskの設定方法やログイン画面はMetaMaskの始め方マニュアル記事をご覧ください。
次の画面で「Connect」をクリックします。
すると下のような画面がポップアップで中央に出てきますので、「Link Account」をクリックします。
右上にポップアップしているMetaMaskの画面が以下に変わりますので、「Sign」をクリックします。
画面中央のポップアップが以下の画面になりますので、最後に「Done!」を押せば終了です。
Mintableのトップページをみたとき、右上に自分のMetaMaskのアドレスが書いてあれば無事接続できています。
Mintableの使い方完全ガイド!作成から売却・購入手続きを解説
それでは実際の使い方を解説します。
- 作成&売却設定
- 検索&購入
の順にお伝えしていきます。
Mint(ミント)|作成と売却設定①Gasless版
「Mint(ミント)」とは、スマートコントラクトを使って、NFTを新たに作成・発行することです。
Mintableではお持ちの画像データなどで簡単にNFTコンテンツを作成することができます。
まずは「MINT」という文字をクリックしましょう。
Mintableでは、プラットフォーム内のみで使用販売する替わりにガス代がかからない「Gasless Minting」が可能です。
まずはこちらを紹介します。
表示されたポップアップ画面で、Gaslessがデフォルトで選択されていることを確認して「Proceed to Mint」をクリックします。
次の画面で、まずはプレビューファイルを選びましょう。
プレビューファイルは、売りたいアイテムのサムネのようなもの。人目を惹くものにしましょう。
画像・動画など色々なファイルを設定することができます。
「Upload」を押して、ご自分の端末からアプロードしていきましょう。
アップロードが終わると、以下のように表示されます。
他にも複数追加でき、最初の1枚以外は、作品の詳細ページに移動した際に表示されます。
また、購入者だけがダウンロードできるプライベートファイルなどもアップロードが可能です。こちらは購入者特典でも、メモでもどんなものでもアップできます。
続いて下に移動すると、このアイテムの説明(Item Description)やストアに並ぶ時の情報を設定することができます。
タイトルやサブタイトルを設定しましょう。
④のカテゴリーも設定が必要なので、クリックしてみましょう。
以下のように候補が出てきますので、該当するものを選びます。
すると、その下にさらにサブカテゴリが出てきますので、こちらも登録していきましょう。
赤い印がついているところは必須項目なので、忘れないように入力しましょう。
続いて、大切な「売り方」の設定です。
まずFixedかAuctionを選ぶことができます。
Fixedは確定額で売りに出すこと、Auctionはオークション形式で競売をして一番高く入札した人に売る仕組みです。
オークション形式の方が、人気が出たときに思った以上に高額になるケースがあり、人気です。
まずは「Fixed」から説明しましょう。
「Buy Now Price」とは、平たくいえば「この額なら即決で売る」ということ。
下に仮想通貨かドルのどちらかで額を入力するバーがあるので、好きな方で設定しましょう。
なお、こちらが仮想通貨決済。
こちらがドル建て決済です。
続いてオークション形式についてです。
①Starting Bid Price
オークション形式ではまず「Starting Bid Price」を設定します。これはオークションがスタートする最小額です。
これより低い額で成立することがなくなるかわりに、高く設定してしまうと誰も買い手がつかないという状況になってしまいますので、適切な範囲を模索していきましょう。
同じ分野の作品がどの程度で設定しているのかも参考になります。
②Buy Now Price
次に、必要があれば「Buy Now Price」も設定します。
「オークション形式だけど、この額を支払ってくれるなら即決で売却する」という設定。その額を支払える買い手にとっては、無制限に購入額が高騰するリスクがないのでありがたいですが、売り手としては、思わぬ高騰チャンスを逃すことになります。
「Buy Now Price」は任意での設定ですので、必要であれば設定するくらいで問題はありません。
③Auction Length
こちらは、オークション開催時間です。
最大でも7日となっています。
ちなみに、「7Days23Hours」も選択はできますが、最終的にエラーとなって保存ができません。最長は「07Days0Hours」です。
④Transfer Copyright when purchased?
最後にチェックボックスがありますが、これは売却時に著作権も一緒に譲り渡すかという設定です。
著作権を自分に保持したままですと、許諾していない使用方法などへの差止請求や損害賠償請求が可能になる余地も残ります。
ただ、二次使用が制限されるため、低額でないと取引が成立しないことも多いです。
上記の設定が終われば、右下のList Itemをクリックしましょう。
すると、下のような画面が出ますので「PROCEED」をクリックします。
MetaMaskが起動しますので、右上のポップアップで「SIGN」をクリック。
下のような画面が表示されれば、NFTの作成は無事終了です。
Mintable内のストアで公開されますので、買い手の反応をみましょう。
Mint(ミント)|作成と売却設定②Traditional版
次に、自分のストアを利用する場合など、少し詳細に設定ができる方法を解説します。
まずはサイト右上の「MINT」を押し、「Traditional」を選んで「Proceed to Mint」をクリックします。
カテゴリを選びます。
また、自分のストアがある場合は、選択肢で選べるようになりますので、好きなストアを選びます。
カテゴリを選ぶと、サブカテゴリを選ぶ欄が表示されます。
クリックして、サブカテゴリも設定していきましょう。
その後、①トークンの名前、②ストアに並ぶ際のタイトル、③サブタイトル、そして④tagをつけておくことも可能です。
tagは実際にMintable内で、どのtagが多いかを見て、クリックされやすそうなtagを設定しておきましょう。
そして⑤でプレビューイメージをアップロードし、必要であれば、「Attach a private file/unlockable content?」のチェックを入れ、同様にアップロードしておきましょう。
その下にも、トークンに関するデータを入力することが可能です。通常は不要ですが、より詳細なデータを入力したい場合は、使ってみましょう。
Item descriptionでアイテムの内容をしっかり書いておけば、成約率が高まると言われています。詳細すぎる必要はありませんが、装飾なども使って目を惹くように記載してきましょう。
なお、可能であれば英語で記入した方が、世界中の人の目にとまるのでお薦めです。不安な場合にはGoogle翻訳などを使いましょう。
また、「Transfer Copyright when purchased?」も上記と同様に設定しましょう。
「Allow buyer to resell」もチェックを入れた方がお薦めです。第三者への転売を考えている購入者も多いので、再度売れるような設定にした方が、成約率があがります。
最後に、値段設定をしていきましょう。
Fixedは上記で見たように値段を指定して売りに出す仕組みです。
Auctionは、オークション形式で、ここでは最初の入札価格とオークションの開催期間が選べます。
Auction with Buy Nowは、上記で見たのと同様「オークション形式だけど、この額を支払ってくれるなら即決で売却するよ」という設定です。
最初の入札額と、期間、そして即決成立額を入力していきましょう。
最後に「LIST THIS ITEM」を押せば完了です。
出品したNFTを確認する
作成・出品したNFTを確認するには、サイト右上の紫アイコンにカーソルを置いたときに出てくるポップアップ画面で「Profile」をクリックしましょう。
新しく開いた画面で、左側に「Listing」というメニューがあるので、クリックしましょう。
一覧が出てきますので、確認することが可能です。
「Edit」というところから売却設定の変更もできます。
NFTの詳細を確認する
上記のProfileページで「View」ボタンを押すと、以下のようなアイテムごとの詳細情報を確認できます。
他の人からどのように評価されているかが確認できるので、これを踏まえて出品状況や見せ方を変えていきましょう。
最後の方に、NFT自体のデータが記載されています。
たとえば、MetaMaskにNFTを追加して表示させるには、NFTのIDとAddress情報が必要です。
Contract Addressを知るためには、下の矢印部分をクリックしましょう。
Etherscanという別サイトが開くので、右側の「Contract」という欄にある青色の数列をクリックしましょう。
移動した別ページの左上にアドレスが記載されています。
矢印部分をクリックするとコピーされますので、MetaMaskなど入力が必要なものにペーストしましょう。
Token IDはMintableの詳細画面の下記場所に記載されています。
これもクリックするとコピーされるので、利用していきましょう。
広告でブーストする
Mintableは課金することで、より人の目につきやすくなる仕組みがあります。
NFTの個別詳細ページで、右側にある「Boost this Item」をクリックしましょう。
Ad Managerが起動するので「Create Ad」クリックします。
ブーストする期間や、予算、入札タイプが選べますので、それぞれ選択して、支払い登録に進みましょう。
登録が終われば、最後にポップアップが出てくるので、「Done」を押しましょう。
これで、Topページに作品のサムネなどが表示されるようになります。
他人の作品を検索して購入する
ここまで、自分で作り、売る流れ・手続きを解説してきましたが、続いて他人の作品を買う方法について解説します。
まずは検索方法です。
2つ方法があり、1つ目はページ左上の「All Categories」を押す方法です。
クリックすると、より詳細なカテゴリー一覧が出てくるので、興味のあるカテゴリをクリックします。
当該カテゴリに属する作品一覧が出てくるので、興味のある作品をクリックしましょう。
そして2つ目の方法は、Topページの「BROWSE」という文字をクリックする方法です。
縦にカテゴリが並ぶので、気になるカテゴリをクリックしましょう。
同様に、一覧が表示されるので、気になる作品をクリックしましょう。
それでは、実際の購入方法です。
作品一覧でクリックすると、以下のような詳細ページに。
購入するには、「Buy Now」か「Buy with Credit Card」を選択します。
下記のようなポップアップが表示されるので、クレジットカード支払いか、イーサリアム決済を選びます。
下記はイーサリアム決済を選んだ場合の画面です。
右側にMetaMaskの決済用画面が表示されますので、確認して問題なければ「Confirm」をクリックしましょう。
一方で、クレジットカード決済を選んだ場合は、以下のような画面になります。
クレジットカードを登録するには、電話を使った認証が必要です。
自分の電話番号を入力し、「Send Code」をクリックします。
スマホのSMSでコードが届くので、入力をしましょう。
確定すると、クレジットカード登録画面に移るので情報を入力すれば完了です。
なお、オークション方式で設定されている作品は以下のように表示されます。
一番下が即決金額ですが、オークションに参加する場合は、中央付近にある入力欄に額を入れ、「Place a Bid」をクリックすれば、入札が可能です。「Time Left」が0になったとき、一番高い入札額であれば、落札できます。
なお、ウォレットに入札額以上の残高がない場合は、以下のようなアラートがでます。
入金してから、再チャレンジしましょう。
Mintableなら手軽にNFT取引ができる
以上、Mintableの始め方や使い方を解説しました。
Mintableは手数料無料で取引できるプラットフォーム。
ガス代を気にせず、試行錯誤ができるので、初心者の方はぜひ登録して使ってみてください。