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【OpenSea】NFTを出品するならポリゴンorイーサリアム?その違いを徹底比較!
2022/04/26

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NFTマーケット

小学生がNFTの自由研究で4,000万円儲けた、などのニュースを目にし自分もNFTを出品してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

ただ、NFTを出品するにもガス代と呼ばれる手数料のようなものが発生します。OpenSeaでは、はじめて作品を出品するときにガス代が必要です。

イーサリアムでの取引だと出品するだけで5,000円以上のガス代がかかってしまうこともあります。ポリゴンでの取引だとそのガス代が不要で出品が可能です。

それならポリゴンでの出品をしたいと考えるかもしれませんが、市場の違いや手間などガス代がかからないからといって、ポリゴンが絶対にいいという訳でもありません。

この記事では、OpenSeaでNFTを出品するならポリゴンとイーサリアムどっちがおすすめなのかについて解説します。

OpenSeaにおけるポリゴンとイーサリアムとは?

ブロックチェーン技術を活用して、唯一無二の資産価値を作り出しているNFT。NFTの出現で期待できる分野は、デジタルアートや写真、ゲームなど多岐に渡ります。

特にNFTアートの世界は奥が深い分野です。NFTマーケットで世界のアーティストの作品を買う。自分が書いたイラストや写真、動画などを販売したい。NFTにはそんな魅力もあります。

日本でも楽天やLINE、HEXAなどNFTマーケットのプラットフォームは増えていますが、世界最大のNFTマーケットであるOpenSeaには足元にも及ばないでしょう。

OpenSea上での価格はすべてETH建てで表示されています。ERC-721は、ETHのブロックチェーン上で代替不可能なデジタル資産を表現するための最初の規格だからです。しかしNFTの取引量が増えてくると問題が発生してきました。ガス代という送金手数料です。

ガス代を支払うことでユーザーは取引を承認してもらい、報酬としてマイナー採掘者にETHの一部を手数料として支払います。ガス代はネットワークが混みあっているとき(取引量過多の状態)に上昇します。またガス代が送金額の何%と決まっておらず、常に変動しているところも難点です。

レアなNFTアートが販売されるとNFT取引量が増え、購入のためにETHを欲しがる人が増えETHの価格も上昇します。取引に対するガス代自体もETHで払うため、NFTの人気がそのまま価格に反映されてしまいます。そのガス代の問題を解消するために補間されたのが、Polygonという暗号資産およびMATICネットワークです。

ポリゴンの特徴

Polygon(MATIC)はETHが抱えるスケーラビリティ問題を解決するために作られたプロジェクトです。

メインのブロックチェーン以外で取引する技術も用いたセカンドレイヤーです。ETHの利用が増えすぎて、取引処理が遅くなったり、ガス代が高くなっているのでPolygonで処理しています。

ETHのガス代高騰によりPolygonユーザー数も右肩上がりで増えています。

価格は173.6円/MATICです(2022年4月17日現在)。

ポリゴンネットワークを利用すれば、送金処理速度も速いため、ネットワークの負荷は減少できます。

CoinbaseによるPolygonの価格

イーサリアムの特徴

ETHは暗号資産の時価総額約2兆1000万円で、BTCに次いで第2位です(2022年4月2日現在)。

アルトコインでは、最高峰の暗号資産です。ETHは、スマートコントラクトを導入した暗号資産です。

スマートコントラクトとは、簡単に言うと今まで手動で行っていた「契約」をブロックチェーンを通じて「自動化」することが出来ます。

ブロックチェーンの承認制度を利用し、改ざん不可能な契約記録をブロックチェーン上に書き込めるのが、ETHの特徴の一つです。

またETHのプラットフォーム上では、分散型アプリケーションを開発することが可能です。

分散型アプリケーションは、dApps(Decentralized Applications)の訳で中央に管理者がいない「非中央集権型」のシステムを採用しています。

銀行のような存在に取引の承認をしてもらうのではなく、マイナー採掘者に計算させ、承認してもらい、始めて取引が完了します。

またETHから「分散型取引所(DEXと呼ばれています)」やゲームなど約1,000個以上のdAppsがリリースされている点も注目です。

そのため2018年にICO(Initial Coin Offering)という暗号資産を用いた新たな資金調達がブームになりました。

その際にICOで使用されたのもETHです。(ほとんどのICOが信頼に欠くもので、ほとんど資産価値がなくなってしまったのも特徴です。)

ETHの汎用性の高さから、 「BTCは金、ETHは銀」と例える人もいます。それだけ柔軟性良く使用ができるため、NFT(非代替性トークン)に活用されている要因だと思われます。

ポリゴンを利用するメリット・デメリット

Polygonを利用する最大のメリットは、ETHで支払っていたガス代がかからないことです。

ご自身がアーティストとして作品をNFTとして出品したいと思っている人も、Polygonのネットワークを使えば出品に際するガス代がかかりません。

そして取引の処理速度を速く、比較的少額なNFT取引にはお薦めです。

デメリットとしては、MetamaskにPolygonネットワーク(MATIC)を追加する手間があります。

Polygonネットワーク追加には、以下のURLが必要です。

やり方としては、

・Metamaskを登録し、ログインする

・MetamaskネットワークのカスタムRPCを選択

・上記のURL、チェーンIDをコピーペーストして登録

以上でPolygonネットワークを取り込むことが出来ます。

詳しくはこちらの記事をご確認ください。

https://jp.nfttopics.com/about-nft/metamask/

Polygonネットワークに、ETHをブリッジ(送金の橋渡し)する手間がかかることもデメリットに挙げられます。そのほかではOpenSeaでの取引量が少ない。オークション販売はできないのもデメリットです。

そして最大のデメリットとしては、Polygonネットワークで獲得したETHをそのままBinanceや日本のCoin checkやBit Flyerなどの取引所へ送ることが出来ません。

必ずETHネットワークに再度ブリッジをして戻す必要があります。もちろんPolygonを日本円に直接交換することはできません。

結局はETHかドルペッグした通貨(USDTやUSDC)に交換する必要があるため、その手間がかかることがデメリットとしても挙げられます。

あとは、Polygonネットワーク自体の信頼性も低い事もあります。

イーサリアムを利用するメリット・デメリット

ETHは銀と例えたように様々なサービスで使われています。

OpenSeaでの取引単位もETH建てで表記されていますし、ゲームを行ってトークンを稼ぐPlay to Earn(Block Chain Game)の代表格であるAxie Infinityもゲーム内に資金を送金する際もETHが必要です。

ETHの汎用性が高いため、資産として持っているだけでもメリットはあります。

デメリットはやはりガス代になります。

Metamaskから送金される際に係るガス代の安定化(例えば送金料の何%と設定するなど)を保たないとETHメインネットを使用するユーザー離れにつながりかねないでしょう。

他にはマイナー採掘者が高額の取引を優先して送金するため、安い取引は後回しされる。

取引処理速度が遅い点などが、ユーザーにとってはストレスと感じることも多いのがデメリットになります。

イーサリアムとポリゴン、それぞれの将来性

イーサリアムの将来性

ETHの将来性については、これまでETHが経てきた価格推移から解説いたします。

ETHは2013年11月に誕生し、2016年2月までは500円程度で推移していましたが、ホームステッドアップデートにより1,600円ほどまで上昇しました。

その後DAOの大規模プロジェクトで2,100円まで上昇。

2017年にはETHをビジネスで活用する動きも活発になり、5月には5,000円まで上昇。また2017年は暗号資産の最初のブーム年として記憶に新しい方もいると思いますが、BTCと同じ右肩上がりの局面を見せ、2018年1月には16万円の最高値も記録しました。

しかし、ブームによる高騰や中国をはじめとする先進国のICO規制の動きが始まったことで1万円台まで下落しました。

2021年まではあまり活発な値動きがなかったのも特徴ですが、2021年5月に20万円越えをし、最高値をつけました。

要因はETH最後のアップデートであるセレニティが行われたことや、VISAによるUSDCの採用、ブラジルによるETH建てETFの承認などが挙げられます。

2022年4月12日現在で37万4千円ほどですが、将来はETHが100万円になると予想している投資家も多いです。

NFTの取引量がさらに加速すれば、そこで必要になるETHを必要になる人も多くなると予想され、更なる価格上昇は見込めます。

ただし中国がデジタル人民元を発行すると発表しており、ETHを含む暗号資産の交換を禁止すれば価格下落は免れない状況になるでしょう。中国やアメリカなど大国の法規制での動きは常にチェックすべきです。

ポリゴンの将来性

ETHでのNFT売買が今よりもっと活発になるのは、間違いないと思われます。

そうするとガスのかからないPolygonネットワークを使用するユーザーも合わせて増加すると考えられます。

今は認知度も低いため、資金調達もETHに比べて少ないですが、今後はPolygonネットワークに魅力を持つ企業などが参入し、資金を投入すればネットワークの潤滑に繋がり、ひいては投資されているPolygonの価格も上昇していきます。

Polygonネットワークを使ったGameFiとして、Pegaxyという競馬競争ゲームもあり、2022年1月に話題になりました。

Pegaxyのようなゲームで稼げるPlay to Earnのサービスに人気が博せば、Polygonネットワークの将来性は高まっていくと思われます。

OpenSeaでNFTを出品するならどっちがおすすめ?

海外コレクターをターゲットにするならイーサリアムがおすすめ

OpenSeaには世界中のコレクター、バイヤーが集まっています。

アメリカの著名人は、自分の購入したレアなNFTをTwitterのアイコンにするのがステイタスになっています。

特に人気があるNFTシリーズがCrypt PunkやBoredApe YachtClubと言われるシリーズで、ラッパーのJay-Z、エミネム、ヒップホッププロデューサーのティンバーランドなどが購入し、アイコンにしていることで有名です。

彼らは本業ですでに成功しているため、NFTを所有することでそのコレクションの一部を所有している独占欲や自身が持っているNFTアートの将来性も見込んで購入しています。そのキャラクター自体がさらに人気になると思っているのでしょう。

つまり海外のミリオンダラー(お金持ち)に目が留まり、NFTアートに興味を持つ方が購入してくれるチャンスがOpenSeaにはあります。

そしてOpenSeaでの取引は、ETHメインネットを使用して参入する方が大多数になります。

海外の有名な出品者も自身の作品を世界中に広めたいという気持ちもありながら、現実は作品を売却してETHを稼いでいるのです。

その作品を購入し、二次転売する際もETH建てとなりますし、海外コレクター(特に高額取引ユーザー)をターゲットにするならETHでの取り引きをおすすめいたします。

NFTで稼ぎたい場合もイーサリアムがおすすめ

NFTアートや写真、動画コンテンツを本気で販売し、ビジネスにしたい!という情熱を持った方、将来もNFTでお金を稼いでいきたい方はETHでの出品をお薦めします。

NFTは購入した作品の二次転売も可能です。

自分の作品を出品し販売することで、ロイヤリティー(二次販売された際にNFT製作者に支払われる報酬設定)も最大10%を獲得できる仕組みもあります。

有名アーティストの作品を購入し、高値で売却も可能です。

同じOpenSeaへ参加するにも、イーサリアムネットワークで参加する顧客層とポリゴンネットワークで参加する顧客層は全く違います。ETHネットワークで参入する方の多くは富裕層(お金持ち)の方が多く、ユーザー数も多いのが実情です。

NFTの製作に魅力を持たれて、これから10年先もアーティストとして出品していくという覚悟や決断を持たれた方は、ETHネットワークで出品することをお薦めします。何より稼いだETHも持っていれば値上がりするのも、期待できます。

NFT初心者はポリゴンがおすすめ

PolygonのネットワークをMetamaskに取り込めば、自身のNFT作品を出品することは可能です。

ETHでは、出品にもガス代が使われて煩わしい。Polygonを使えばガス代が無料なので、まずは自分の作品を出品したい、お試しに出品してみたいという方はPolygonネットワークをお薦めします。

ただしPolygonを使用しているユーザー層にあまり高額な取引をしている人がいないのが現状です。

自分の作品を高く売れるはず、もっと価値のある作品のはずだ、という方には、Polygonネットワークのユーザーだと価値が伝わらず、購入してもらえない可能性があります。

ただ日本だと、NFTに携わったことがある人は日本の人口の2%程度だと言われていますので、出品するだけでも素晴らしい行為だと思います。まずはPolygonネットワークにてお試しで出品することをお薦めします。

リスクを最小限に抑えたい人もポリゴンがおすすめ

所有しているETHをブリッジしてPolygonネットワークに移す際に、セルフGOX(不注意、間違いにより暗号資産を紛失、引き出せなくなってしまうこと)のリスクはありますが、その作業をクリアさえすれば、Polygonネットワークでの取引も良いでしょう。

例えばですが、自分の作品を限定したファンの方に買ってもらう、まずはNFTアート作品をまずは購入してもらいたいというアーティストさんは、ガス代のかからないPolygonで作品自体を安く販売することが出来ます。

購入してくれるファンの方もETHでの購入は難しいですが、Polygonではガス代もかからず、簡単に購入できるため参入しやすいです。

出品者もガス代がかかると、その分NFT作品の価格を上げざるを得ません。しかも売れなければ、初期投資としてガス代を払うだけのリスクに繋がります。

出品時のリスクを最小限に押えるのであれば、Polygonネットワークがいいでしょう。

ポリゴンとイーサリアムの違いについてまとめ

PolygonとETHのまとめは以下です。

・Polygonは、ETHの問題を解消するために行われた補間的なプロジェクトでガス代がかからない

・OpenSeaの中でもETHとPolygonでは客層や市場人規模も異なる

・本気でNFT作品を出品して稼ぎたいならETH、まずは趣味程度で出品するならPolygon

NFTを出品するならまずはPolygonで出品をし、慣れてきて稼げると思った際には市場の大きなETHで出品するのが良いでしょう。

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