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ソラナ系のNFTマーケットプレイス「Magic Eden」のユーザー数が最大手OpenSeaに迫っています。
OpenSeaの総トレーダー数は過去30日で1%減少した一方で、Megic Edenは316%増加。
ソラナのNFTエコシステムは勢いを増しています。
目次
Magic Edenとは
Megic Edenはソラナ系のNFT市場
Megic Edenはソラナブロックチェーンを利用したNFTマーケットプレイスです。
3月時点のDappRadarのデータによると、全てのNFTマーケットプレイスの中で871億円の出来高として6位にランクインし、ソラナ系のNFTマーケットにおいては最大手。
一方、イーサリアム基盤の大手であるOpenSeaは、2.7兆円の出来高でNFTマーケット1位を記録していました。
5月現在、ユニークユーザー数は依然としてOpenSeaが上回っているものの、1日あたりの取引件数はMagic Edenが上回っています。
DappRader(週間データ) | Magic Eden | OpenSea |
ユニークユーザー数(過去24時間) | 約2万4000人 | 約4万1000人 |
取引件数(1日あたり) | 約27万5000件 | 約5万件 |
総取引額 | 約80億円(6,600万ドル) | 約350億円(2億8,700万ドル) |
ソラナの特徴
ソラナ(SOL)チェーンの特徴は下記のとおりです。
・高速な処理速度
・安価な手数料
イーサリアムと比較して、ソラナはユーザーフレンドリーさを提供。
その上、4月にはOpenSeaでもソラナの取り扱いが始まり、今後の拡大が期待されます。
ソラナのPFPプロジェクト「OKAYBears」の成功
OKAYBearsとは
OKAYBearsは22年4月27日にローンチされた、1万点のクマのアバターコレクションです。
ソラナのPFPプロジェクトのOKAYBearsは、1.5SOLの初期価格で発行されました。現在のフロアプライスは220SOLと100倍以上に高騰。
OpenSeaの週間取引額でランクイン
OKAYBearsはイーサリアムのNFTトレーダーの間でも人気となり、大手OpenSeaの週間取引額で3位にランクイン。
執筆時点では、Yuga Labsが手掛ける大人気NFT作品「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」の上位に位置しています。
Magic Edenの今後について
OKAYBearsの人気により、Magic Edenの利用者も増加傾向にあります。
20日付のMagic Edenのニュースレターによると、OKAYBearsの成功により、そのスタイルを踏襲したプロジェクトが誕生しているという。
Magic Edenはまた、「ソラナNFTsがNFTのアルトコインになりつつある」と主張しており、「イーサリアムのNFTトレーダーが次のBored Ape Yacht Clubを早期に獲得しようと試みている」とまとめました。
まとめ
今回は、ソラナ基盤のNFTマーケットプレイス「Magic Eden」について解説しました。
Magic Edenは直近1日あたりの取引件数がイーサリアム基盤のOpenSeaを上っており、勢いを増しています。
ソラナは、イーサリアム(ETH)に比べて、高速な処理速度と安価な手数料といったユーザーフレンドリーさを利用者に提供しているため、今後、ソラナチェーンでNFTを取引、コレクションする利用者は拡大していくと予想されます。