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【OpenSea】ガス代が不要になる?Polygon(ポリゴン)でのNFT出品・購入方法
2022/04/25

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NFTマーケット

NFTというワードも徐々に認知され、OpenSea市場も拡大されています。しかし出品するたびに手数料がかかっていては参入するのもハードルが高いですよね?特にETHでの取引だと、高額なガス代(送金料)がかかり出品者(特に継続してアーティスト活動をする人)にとっては大きな負担です。

しかしガス代がかからず、作品が出品できたり、購入ができたらどうでしょう?ガス代がかかるリスクや取引に対するストレスも減るでしょう。それがPolygonというネットワークの最大の特徴です。

この記事では、Polygonネットワークを使用することでのメリットとデメリットをお伝えしていきたいと思います。

Polygon(ポリゴン)とは?ガス代が不要って本当?

まずはPolygonネットワークについての説明をしていきたいと思います。ネットワークが立ち上がったばかりで浸透性はまだまだですが、ガス代がかからないという最大のメリットがあるため、利用者は急激に増えています。なぜPolygonというネットワークが生まれたのか、どう利用すべきであるかを伝えていきたいと思います。

Polygon(ポリゴン)について

PolygonはETHのセカンドレイヤーとして機能することを目指して、2017年10月にMaticNetworkとして立ち上げられました。PolygonのトークンであるMaticという名称は、Polygonの開発初期段階に由来しています。

Polygonはイーサリアムの問題を解決するために、分散型ETHスケーリングプラットフォームであり、低いトランザクション料金で送金できるdApp (Decentralized Applicationsの略で非中央集権型のシステム)を構築しています。

近年はETHネットワークを利用したNFTの売買が活発になったことで、高額な手数料(Gas Feeと表記されるガス代です)やトランザクションに非常に時間がかかる問題をかかえてしまったETHですが、それを補うためにPolygonネットワークが使われています。

ETHと比べると歴史が浅くネットワークに対する信用は浸透されていないPolygonネットワークですが、2022年2月には、Soft Bank Vision Fond2やGalaxy Digital、TigarGlobal(アメリカの投資会社)などから4億5千ドルの資金調達に成功しています。

/https://blog.polygon.technology/polygon-raises-450000000-from-sequoia-capital-india-softbank-galaxy-tiger-republic-capital/

現在では、ETHベースチェーンのみをサポートしていますが、Polygonネットワークはコミニティーの提案とコンセンサスに基づいて、追加のベースチェーンを拡張する予定もあります。

Polygonネットワークで使用されるMaticトークンの供給量は、4,877,830,774個のMATICトークンを循環供給し、最大供給量は1,000,000,000,000MATICトークンです。

2022年4月18日現在で169.63円/Maticで取引されています。

Polygonのチャート図(2022年4月19日現在)

Polygon(ポリゴン)で出品・購入するときにガス代は不要?

Polygonネットワークが支持されている理由の一つとして、トランザクションの際に支払うガス代の安さにあります。Polygonネットワークにて出品、購入するときはガス代は不用です。

NFTの取引量が増えてから、ETHチェーンのネットワーク過多状態になり、トランザクション(承認)に時間がかかるようになりました。さらにそのような状態が続くと、ガス代の上昇に繋がります。ETHのガス代が取引の何%などと決まっていないところもあり、セカンドレイヤーとしてのPolygonネットワークで取引されるユーザーも増加しています。

2021年6月では、OpenSea上でPolygonネットワークを利用した取引はわずか0.7%でしたが、9月には約49%に上昇しています。特に少額のNFTを購入するのによく使われており、Polygonネットワークを使用された取引のうち約77%が100ドル(約12,000円)未満の取引です。

OpenSeaでまずは出品してみたい。少額の作品でも良いからNFT作品を購入したい方はPolygonネットワークをおススメします。

ただし、ETHネットワークから、Polygonネットワークへブリッジ(送金)する際は、ETH建てでガス代がかかります。取引毎に複数回のブリッジをすると、それだけでガス代がかさむことになりますので、最初に送金する際は少し余裕をもってETHを送金するほうが良いです。

Polygon(ポリゴン)での出品方法

Polygonのネットワークやガス代のことが理解できたら、自分のアート作品や写真を出品してみましょう。最初は苦労すると思いますが、まずはチャレンジしてみましょう。日本でNFTに携わっている人はまだまだ少ないので、早く参入すればビジネスチャンスが広がると思います。

Polygon(ポリゴン)でコレクションを作成する

まずはMetamaskをPCにダウンロードしてください。Googlechromeの拡張機能で対応した方が無難です。OpenSeaの表記はすべて英語であるため、Google翻訳も並行して利用できるからです。当然出品するデータ(デジタルアートや写真、動画など)も必要です。

OpenSeaを開き、右上のアイコンをクリックしてMetaMaskにSign Inし接続します。接続が完了したら、再度アイコンをクリックし、上から4番目の「My Collections」を開いてください。

画面が変わりましたら、「Create a Collection」をクリックすると必要情報を求められますので、すべて入力ください。追加記入は、後になっても可能です。

ロゴイメージはナビゲーションに使用されます。特集ページはご自身の作品をホームページやカテゴリーで使用され、OpenSea上のプロモーションエリアで使用されます。

バナーイメージは、コレクションページの上部に表示されます。

コレクション名は、ご自分で設定した名前で大丈夫です。

URLは、ご自身のOpenSeaで使用することになるURLです。

説明分やカテゴリーはご自身で設定しますが、コレクションごとに統一して出品した方が売れる可能性は高まります。OpenSeaで売れている作品や上位に掲載されているシリーズは必ずと言っていいほど、同一キャラクターで統一されています。キャラクターの服や周りのデザインを変えているだけですが、シリーズ化した方が売れる傾向にあります。

SNSリンクもマーケティング戦略として必須になりますので、必ずリンクを張り付けてください。Instagramや自身のホームページがあれば、その媒体を通じて作品を紹介できるからです。OpenSeaで出品しただけでは、他の作品に埋もれてしまいますので、SNSを有効活用して販売してください。

Creater Earningは作品が売れたのち、購入された方が売却して売れた際のロイヤリティーとして出品者に入る収益になります。最大で10%の設定が出来ます。出品者は安く見積もって売れていった作品が思わぬ形で高額になり、2次、3次流通で販売されたとしても、その都度出品者の収入になります。パーセンテージは自身で設定すべきですが、自身の作品が売れた時のために、高い設定値にした方が良いです。

ブロックチェーンの設定の詳細は別途示しますが、ETHネットワークかPolygonネットワークの指定を行ってください。Payment tokenは支払う暗号資産で、ETHかWETHを選択します。

最初の設定が大変ですが、NFT作品が売れるための大切なプロセスなので、すべての項目を埋めるようにしてください。

コレクションにNFTアイテムを追加する

OpenSeaのトップ画面に戻り、アイコンの左にあるCreateをクリックすると下記の画面になります。

一番上にあるCreate New Itemの下に出品したいアートや写真、動画などを載せる箇所があります。そこに出品したい作品をドラッグ&ドロップ、またはPCファイルより選択します。名前や外部リンク、説明も入力してください。

コレクションは自分で指定したコレクションの項を選択してください。(複数ある場合は、シリーズを指定します。)

Supplyは供給量になります。自身の作品を販売したいNFTの数量を設定します。現在は1しか指定できません。

ブロックチェンのネットワークをETHネットワークかPolygonネットワークを指定し、Createを押せば、コレクションに出品したいアイテムの追加が出来ます。

作成したNFTアイテムを出品する

作成したNFTアイテムを出品するには、自分が作成したNFTページ右上にある「売る」をクリックします。ページが変わりますので、販売額(ETH建てです)と販売期間を設定してください。

販売価格は自分が売りたい額で構いませんが、ETHネットワークで販売したときはガス代がかかりますので、価格を考慮した方が良いです。また作品が売れた際に販売価格の2.5%がOpenSeaに手数料として払われます。お客様が購入してくれたETHから引かれますが、こちらも考慮して販売したほうが良いです。

Duractionは販売期間のことで、初期値の半年で良いです。ご自身の販売戦略で期間を短くした方が売れると思えば短めに設定すればよいと思います。

また販売に際して、取引に使用する通貨のロック解除が求められます。MetaMaskにて「Unlock」をクリックすると、署名の要求をされます。特に作業はありませんが、問題なければ「署名」をクリックし、NFT作品の出品が完了できます。

Polygon(ポリゴン)で出品をするときの注意点

Polygonでの出品が可能になりましたが、デメリットもあります。初期設定をクリアし、出品時のガス代がかからない点は最大の魅力ですが、簡単に出品できるが故に手間がかかる点もあります。それらについて伝えていきたいと思います。

イーサリアムでの出品じゃないとコレクターに認められにくい

ETHネットワークで出品されているOpenSea作品を見てみると、出品数が多く、高額な作品が並んでいます。NFT自体がETHのネットチェーンから派生して生まれたものであるため、認知度が高くユーザー数が多いことがメリットに挙げられます。

Polygonネットワーク自体がアクティブユーザー数は増加しているものの、市場規模はETHに比べて小さいです。お試しでNFTを出品するのであれば、ガス代のかからないPolygonネットワークがお勧めですが、市場規模が大きい中で自身の作品が認知されたいのであれば、ETHネットワークでの出品をおすすめします。

ETHネットワークでのNFT取引には、オークション方式も備わっています。世界規模での取引になりますが、あなたのNFT作品が国外の裕福な方の目に留まり、思わぬ高額な取引に繋がる可能性もあります。そうしたことでアーティストとしての認知度も上がり、世界のコレクターの認められる可能性は広がっていきます。

Polygon(ポリゴン)からイーサリアムに戻すのに手間がかかる

まずお試しでNFT作品を出品、販売するならガス代のかからないPolygonネットワークをおススメしますが、デメリットもあります。

自分のNFT作品がPolygonネットワークで売れて得た報酬をそのまま日本の取引所に送金することが出来ません。間違って送ってしまうとセルフGOX(資金喪失)につながります。当然獲得したETHを直接日本円にすることもできません。

Polygonネットワークで獲得した資産はWETH(Wrapped ETH)といい価格はETHと同じですが、それを換金することができないのです。

ゆえにPolygonネットワークで獲得したWETHは、再度ブリッジをしETHチェーンネットに送金し、ETHにする。そして日本の暗号資産取引所に送金し、日本円に換金する手間があることを覚えておいてください。

ポリゴン作品を購入する方法

MetaMaskにPolygon(ポリゴン)ネットワークを追加する

Polygonネットワークの公式サイトのリンクを紹介します。

Polygon作品を購入するためには、MetaMaskというウォレットにPolygonネットワークを追加する必要があります。MetaMaskウオレットは、ダウンロードしただけだとETHネットワークしか対応していないため、ご自身でPolygonネットワークを追加していきます。

PolygonネットワークをMetaMaskネットワークに追加する方法ですが、

①MetaMaskを登録し、ログインする

②MetaMaskネットワークのカスタムRPCを選択

③下記のURL、チェーンIDをコピーペーストして、登録してください。

・ネットワーク名:Matic Mainnet

・新RPC URL: https://rpc-mainnet.maticvigil.com/

・チェーン ID:137

・通貨記号:MATIC

・ブロックエクスプローラーのURL:https://explorer.matic.network/

以上でPolygonネットワークを取り込むことが出来ます。

Polygon(ポリゴン)作品を検索する

OpenSeaのサイトにアクセスし、ログインしてください。検索箇所右に「Explore」という箇所があります。そこをクリックし「ALL NFTs」を開いてください。

すると左側に「Filter」機能が出てきます。その中に「Chains」という項目があり、クリックするとPolygonがあるので、そこをクリックするとPolygon作品の一覧が見ることが出来ます。

それ以外でも、すでに知っているアーティストが出品しているコレクションや、自分で欲しいカテゴリーのNFTがあればそこから検索することは可能です。

イーサリアムをPolygon(ポリゴン)に移動する

始めてNFT作品を購入するためには、まずはETHを購入する必要があります。

取引所については言及しませんが、国内の取引所ならコインチェック、Bit Flyer、GMOコイン、楽天などがあります。海外ですと、世界最大の取引所であるバイナンスかBybitで取引できます。

また2022年4月19日現在で390,000円/ETHですが、最低価格500円から買える取引所もありますので、欲しい作品の価格に少し上乗せした日本円でETHを購入すればよいです。

取引所で購入したETHを、自分のPCかスマホにダウンロードしたMetaMaskに送金します。その際に送金手数料が取引所に支払われます。MetaMaskにログインしてもらい、アカウント下のアドレスをコピーして送金できます。

MetaMaskに送金できたことが確認できたら、資金をETHネットワークから、Polygonネットワークに移す必要があります。必ず下記のサイトからブリッジしてください。資金損失につながる恐れがあります。

https://wallet.polygon.technology/bridge

左から2番目のPolygon Bridgeをクリックします。

送金の際はDepositです。送金したい金額(ETH建てです)を入力します。

この際にETHネットチェーンに支払うガス代を考慮してください。下にあるTransferを押すとImport画面になります。送金に7~8分かかることが書かれてあります。下の接続するを押してください。

ETHネットワークへのガス代の見積もり額が提示されます。

ガス代に関しては、ネットワークの混み具合などにも影響されますが、2~3000円程度のガス代であれば安いと思います。

いずれにせよご自身でルールを設定し、これ以下のガス代ならOKという線引きは必要でしょう。

自分の納得できるガス代であれば、接続し送金をおこなってください。

7~8分ほど経過したのち、MetaMaskのMatic Mainnetを開いてもらいETHの箇所に入金が確認できていれば完了です。

MetaMaskで署名し支払い完了!

MetaMask上のMaticMainnetに入金が確認できれば、自分の欲しいNFT作品を購入することが出来ます。OpenSeaで欲しい作品の購入方法ですが、NFT作品の右側に「BUY NOW」をクリックするとウオレットの接続を要求されます。MetaMaskを選択すると署名を求められます。

下部にある署名を押すとCheck Outを求められますので、クリックすれば購入が完了します。

ポリゴンでの出品・購入方法についてまとめ

Polygonでの出品、購入についてのまとめは以下の通りです。

・Polygonを使えば、ガス代がかからないためNFT初心者にはおすすめ。

・PolygonネットワークであるMaticにETHを送金するためには、ネットワークを追加する必要がある。またブリッジしないと資金喪失につながる。

・OpenSeaでPolygonネットワークでの取引は少ないため、海外のコレクターに認知してほしいならETHネットワークでの出品を行う。

以上です。費用がかからないPolygonネットワークを使ってどんどん出品していきましょう!

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