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Known Originはプラットフォームの使いやすさに力を注いでおり、初心者でも始めやすいNFT取引のプラットフォームです。
ですが
・審査って今もやっている?
・登録に必要な手続きは?
・NFTの購入はどうすればいい?
など、分からないところも多いはず。
そこで、この記事ではKnown Originの始め方、使い方などを徹底解説していきます。
Openseaなどメジャーなプラットフォームでは目立ちにくいあなたも、Known Originなら活躍できるチャンスが増えるかもしれません。
目次
KnownOriginとは?
Known Originは2018年に設立され米国を拠点にしているNFTのマーケットプレイスです。そんなKnown Originですが、主要なプラットフォームであるOpenseaとは異なる点もあり、使い分けているクリエイターも多いようです。
・大手の暗号通貨取引所が運営 ・NFT出品に審査が必要 ・取引手数料は無料このような特徴があるKnown Originについて解説します。
1.大手の暗号通貨取引所が運営
Known Originは、大手の暗号通貨取引所Gemini(ウィンクルボス兄弟が運営)が取り扱うNFTマーケットプレイスです。
現在多くのマーケットプレイスが乱立しており、その質の確保が問題になっています。特に数クリックだけで暗号通貨が移転するシステム上、詐欺サイトや流出リスクに備える必要があります。
大手の取引所は、既に暗号通貨取引で安全性も含めシステム構築が一定程度済んでいます。他のマーケットプレイスに比べれば、安心して利用できます。
2.NFT出品に審査が必要
Known Originではクリエイターがサービス料として15%負担する仕組みになっていますが、取引手数料自体は無料となっています。
二次販売の場合やガス代などは発生するので注意が必要ですが、なるべく手数料を押さえたい転売目的のユーザーとしては嬉しい機能です。
3.取引手数料は無料
最後に、Known OriginではNFTの出品に審査が必要です。
審査を通った作品のみが出品されるため、質の高いNFTコンテンツが集まりやすい傾向にあります。2022年4月現在、プラットフォームにはまだ9000人のアーティストしか存在しておらず、作品も47,000点しかありません。
しかし、KnownOriginでは既に1,000万ドル以上の取引が成立しています。質が高い故の単価の高さがその秘密なのでしょう。現状も市場は広がり続けており、今後期待のNFTマーケットです。
KnownOriginの登録方法・始め方
KnownOriginの登録方法や始め方を解説します。
まずは、Known Originのホームページにアクセスします。
なお、公式よりスキャム情報が出ており、同名の偽サイトに繋がる被害が出ているようです。
こちらの公式URLか公式SNSサイトのURLよりアクセスしましょう。
トップページにアクセスしたら、右上にある「Connect wallet」をクリックします。
クリックするとウォレットの選択画面と利用規約の確認画面に移ります。
上記のチェックボックスにチェックを入れるとウォレットが選択できるようになります。
今回は最もメジャーである「MetaMask」を選択します。
ウォレットの認証画面に進むので「Next」をクリックします。
ウォレットを接続するかを求められるので「Connect」をクリックします。
これでMetaMaskとKnown Originの接続は完了です。
KnownOriginの利用方法
それでは、KnownOriginはどうやって使っていくのでしょうか。
使用方法別に解説します。
①Known Originでの作品購入方法
まず公式サイト右上の「Maeket Place」を選択してマーケットに移動します。
様々な作品が一覧で表示されます。
右上のドロップダウンをクリックすれば「作品の並び順」を変更することができます。
表示名 | 内容 |
---|---|
Relevance | 関連・おすすめ順 |
Newest | 新しい順 |
Oldest | 古い順 |
Lowest price | 価格が低い順 |
Highest Price | 価格が高い順 |
また、左上の検索窓で指定の作品を探すこともできます。
ここの検索窓は他のプラットフォームと異なり、検索でEnterを押さなくても、現時点で該当するものがリアルタイムで表示されます。
左側の絞り検索を使って自分に合った作品を探すこともできます。
自分が探す条件を選択して絞り検索を行いましょう。絞り検索を行うと画像のように選択した条件が「青文字」で表示されます。
続いて、絞り検索や検索窓で自分の気に入った商品が見つかり購入する方法を解説します。
通常の購入方法
今回は上段左側の「INNER PEACE」を購入すると仮定して進めていきましょう。
まず、購入したい作品をクリックします。
作品の詳細画面が表示されるので、そこで
- Buy with ETH
- Buy with card
のどちらかを選択します。
日本では暗号資産関係で使えるクレジットカードが限られるため、「Buy with ETH」を選択します。
選択すると「Buy now」の表示が出てくるので、クリックし、メタマスクのサインをすれば購入が完了します。
なおクレジットカード決済の場合は、下のような画面が表示されます。
初回のみ情報の登録が必要です。
「continue」を押してクレジットカード情報入力をしていきましょう。
オファーでの購入
Known Originでは、オファーで購入意思を示すことができます。
まずは、自分が購入したいNFT作品をクリックしましょう。
次の画面で、「Price a bid」をクリックします。
自分がオファーする価格が相手に通知されますので、承諾をしてもらえるかを楽しみに待ちましょう。
オークションに参加する
最後にオークションに参加する場合です。
左側の絞り検索で「Reserve auction」をクリックして絞り込んだ後、対象の作品をクリックしましょう。
右側の「Place a bid」をクリックします。
下の画面で「Enter your bid」に金額を入力します。
0.001ETH以上との指定があるので、それ以上の値段を入力しましょう。
最後に「Submit a bid」をクリックすれば入札は完了です。
落札できるかを楽しみに待ちましょう。
②作品の出品
続いて作品の出品方法をみていきましょう。
作品を出品する前に「プロフィール設定」を行う必要があります。
プロフィール設定
右上の「Profile」にカーソルを合わせると下に項目が出てくるので「View Profile」をクリックします。
下の画面が表示されたら、まずは「自分のアイコン」と後ろの「ヘッダー画面」を変更します。
左側アイコンの下の「Update cover image」と、画面上部の「update cover image」をクリックしてみましょう。
「Click to upload」をクリックして自分のアイコンを選択します。
もしくは真ん中の「Drop your cover image here or click to upload」の場所にアイコンをドロップすることでもアップロードが可能です。
自分のアイコンの写真が真ん中に入ったら「Save」をクリックして完了しましょう。
続いてプロフィール画面の設定です。アイコン下の「edit Profile」をクリックします。
アイコン画像とヘッダー画像を追加した方は自分が追加した画像になっているか確認してください。
確認が終わったらプロフィール設定に移ります。
表示名 | 内容 |
---|---|
Username | 名前もしくはニックネーム |
Bio | 紹介文 |
Emai | メールアドレス |
Known Originでは海外ユーザーの数が圧倒的に多いため、Bioはなるべく英語で紹介文を書きましょう。
どうしても日本語で書きたい場合、は画像のように英語の紹介文の下に日本語を記載する形で仕上げましょう。
続いてはWebサイト・SNSの設定です。
Webサイトはあなたが運営しているブログや作品の公式サイトがある場合は記入しましょう。
Twitter・Instagramは必須では無いですが、書いた方が信頼性が増すため記入しましょう。
Locationについて、実店舗があれば場所を記載しますが、特になければJapanなどと記載しておけば問題ありません。
Country of residenceではJapanを選択します。
ここまで、できたら最後の「Edit Profile」をクリックして完了させましょう。
クリエイター情報の申請
作品を出品するには、クリエイターとして登録する必要があります。
こちらのクリエイター申請フォームページから申請ができます。
ただ、現在はアクセスすると以下のような画面がでてきます。
残念ながら、2022年4月26日現在で追加のクリエイター募集はしていないということでした。
公式Twitterや公式Discordで詳しいアナウンスがされますので、随時チェックしておきましょう。
KnownOriginを使用する際の注意点
Known Originは先に述べた通り、誰もが使いやすいNFTプラットフォームを目指しています。そのため、初心者に優しいデザインで誰もが参入しやすいプラットフォームです。
一方で注意点もありますので、解説していきます。
NFTの値段が平均的に高い
NFTの値段の最低値を見たときに、現状一番安いコンテンツで0.004ETH(日本円で1,300円程度)となっています。
世界最大のNFTマーケットOpenseaでは数百円程度からの作品がありますが、Known Originでは、平均的に高い傾向にあります。
とはいえ、Known Originでは全ての作品が審査に合格しており、出品者側もそれ相応の価値を付けています。質が高いほど高額での転売も望めるため、必要出費として許容できるか否か、正確に判断する必要があります。
出品するクリエイターにはハードルが高い
先にも述べた通り、Known OriginではNFTの出品に審査が必要です。そのため、誰でも出品できるわけではありません。すぐに売り出せるかといえば敷居が高いプラットフォームといえます。
ただ、合格さえしてしまえば注目のクリエイターとなり、高額で販売できる可能性があります。本気でNFTに取り組むなら、応募再開後にぜひ参加を検討してみましょう。
Known Originはクリエイターも投資サイドにも価値あるプラットフォーム
今回はKnown Originの登録方法やNFTの購入方法、プロフィール設定、クリエイターの申し込みについてまとめました。
作品数は少ないですが、質の担保というユニークな制度から、今後注目が高まるであろうNFTマーケットです。
最新の情報収集を欠かさず、機を見て参加していきましょう。